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別段このお地蔵さんに由緒もございませんが
ふとしたご縁で我が家の狭い庭におられます。 けして粗末にはいたしておりませんが さりとて信心深くお世話申してもおらず 寒さ厳しい日暮れ時などに思いをはせるのがせいぜい。 年が明けて 今朝は雪でございました。 背を丸めた私の性根をすっかり見透かされたお地蔵さまは ほほえみひとつ。 ![]()
山道はもみじいろ。
木々はもみじいろ。 遠くはもみじいろ。 今日はもみじいろ。 ![]()
うねうねと道がつづいています。
気球にのって空から眺めた道の森、のようですが、 山道に塗りこめられたコンクリートのヒビに生えた草の道です。 1センチにも満たない幅ですが、草の緑がきれいです。 坂道にしゃがんで見ていても、 誰も通りません。 コンクリートのヒビ探検で、 半日が過ぎました。 ![]()
ばったり出会ってしまって、目が離せなくなった花だけど。
何だか似たような人がいたんだよね、ふと思い出す遠い日。 だからとても人ごとではない花で、つくづくと眺めるのです。 何か「顔頭」っていう名前、変てこだけど勝手につけました。 風に揺れると、もうそれだけで愛しく愛しく思えてしまう花。 というより、この人ごとなものは既に種になりきっていて。 もう、すごいえらいすごい花というか顔というか頭というか種。 ![]()
セピア色の囲炉裏の端は、
夢の中までもけむいけむい。 宙に浮いた自在鈎が、 微動もせずに微笑みもせずに。 温もって温もってほこほこだった灰は、 今朝も夢の中に散ってしまった。 宙に浮いたジザイカギが歌う。 宙に浮いたジザイカギが歌う。 セピア色の囲炉裏の端は、 夢の中までもけむいけむい。 ![]()
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